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【実は借金してるかも?】個人信用情報について

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こんにちは。

不動産投資ブログのひこです。

 

今回は個人信用情報について。

 

個人情報?個人信用情報?

パッと見ると「個人情報」と似ていますが、似て非なるものです。個人情報というのは住所、氏名、電話番号、生年月日等個人を特定できる情報ですよね。それに対して「個人信用情報」というのは、個人の借金履歴です。

 

実はお金の貸し借りに関する情報はしっかりと金融機関に管理されています。住宅ローンや、車のローンはもちろん、時計や家電の割賦払い、更に言うとクレジットカードの契約状況やスマホ端末代金の分割払いなどなど。

 

ローンを組んだことが無いという方はいるかもしれませんが、クレジットカードを持っていたり、スマホを分割払いで購入していれば何かしらの情報は残っていると思われます。

 

また、いつ契約したのかはもちろん、過去の返済状況も載っています。大体過去5年間、返済があったか、遅れがあったかを月単位で確認できるようになっています。

 

ブラックリストに載るということ

ローンの審査にはこうした信用情報が重要視されます。クレジットカードの審査から、何千万円という住宅ローンの審査まで審査の厳しさに違いはありますが、お金を貸す側からしたらちゃんと返してくれるか気になりますよね。

 

借金を返せなくて「ブラックリストに載る」と言いますが、リストという単語から何か滞納者をまとめた帳簿みたいなものがある、と思っていませんか?よく誤解されますが、ブラックリストというものは存在しません。

 

ただ、長期間の延滞や、カードローンを借りては返すを繰り返している、といった情報はしっかりと信用情報に記録されています。そのせいでローン審査が通らないことを「ブラックリストに載る」と表現されています。(※ちなみに金融業界では延滞などのマイナス情報を「ブラック情報」と呼ぶことがあります)

 

住宅ローンが借りられない!?

上記の通り借金をしていなくても、クレジットカードの利用状況がローン審査に影響することは多々あります。

 

よくあるのはカード払いの引き落とし口座を変更したつもりでいたけど、実はうまくいってなかったとか、引っ越して支払い通知が届かず気付かなかった、という理由で信用情報に延滞が付いているケースです。

 

自分では意図したものではない、ただうっかりしていただけじゃないか!という方もいますが、信用情報に載っている以上金融機関は厳格に捉えます。特に住宅ローンなどは最長35年間(35年×12か月で420回払い!)の長期にわたる返済になるため、逆に支払いの管理ができていない人と見られかねません。

 

実際、一部上場企業にお勤めで年収1000万以上という個人の部分は問題なくても、実はカードローンで数百万借入しているとか、クレジットカードが自動リボ払いになっていてカード利用残高が全然減っていなかった、という理由で否決になったケースは何件もあります。

 

ローンの審査というのは自分の実績が評価される場です。折角真面目に会社に勤めて、給料も右肩上がり、貯金もこれだけあります!という実績も、過去のうっかりで台無しになる可能性があります。そうならないためにも当たり前ですが、支払い期限はしっかり守りましょう。また、過去契約したけど、使っていないカードがあったら解約しておくことをお勧めします。

 

もちろん金融機関によって審査条件は様々ですので、延滞があるから即だめという訳ではありません。自分の返済状況が気になる、これからローンを考えているという方は自分の信用情報を取ることもできますので、自分で取りに行ってみてもいいかもしれません。

 

もし気になる方がいらっしゃいましたら、わかる範囲でアドバイスも承ります。

 

それではこの辺で!