不動産投資ってどうなの?

ワンルーム業者が書く不動産投資の世界

【あなたは大丈夫?】ローンを組む前に気を付けたいこと

f:id:real-fin:20210504183928p:plain

 

こんにちは

不動産投資ブログのひこです。

 

今回はこれから住宅ローンを検討している方向けのお話。

 

不動産は大きな買い物ですから、購入を検討するといろんな本を読んだり、人から話を聞いたり、自分なりに調べ物をし始める方もいるかもしれません。

 

でも、ちょっと待ってください。じっくり時間をかけて動き始め、いざ理想の物件に巡り合えた!と思ったら、まさかのローン審査が通らない・・・・なんてことも。

 

そうならないために、今から気を付けるべきこと。ローンの審査ってどんなところを見られるのかといったことをお伝えしていきます。

 

ローン審査のポイント

 そもそも、金融機関はどういうところを見て審査しているんでしょうか。ポイントとしては大きく分けて2つあります。それがこちら↓

 

①物件の評価額
②借り手の属性

 

まず①について。

 

住宅ローン融資の際、金融機関は不動産に抵当権を付けます。抵当権というのは、借り手が返済不能に陥った場合優先的に不動産を売却処分できる優先権です。数千万円という高額なローンのため、お金を貸す側としては万が一に備えたいですよね。

 

そのため、融資額に見合う不動産の評価が出ないと金融機関はお金を貸してくれません。簡単に言うと、3000万円借りたいのに不動産の評価により2000万円までしか貸せません。ということが起こりうるってことですね。

 

さて、ポイントの1つとして挙げといてなんですが・・・、上記の通り不動産と金融機関次第のためポイント①の物件の評価額については、こちらからどうこうできる点はありません(笑)

 

逆に言うと建築基準法に違反しているとか、築年数がめちゃくちゃ古いとかよっぽどのことが無い限り一定の評価は出ると思って大丈夫です。(投資ローンに関しては収益性も見るのでちょっと厳しくはなりますが)

 

 

不動産における「属性」って?

もう一つのポイント「借り手の属性」についてお話していきましょう。属性というのは本来特徴や性質といった意味ですが、不動産、金融における「属性」というのは借り手の年収、勤務先等の総合評価といった意味合いです。不動産業者が「属性がいい、悪い」とか言ってるの聞いたことありませんか?

 

属性にどういうものが含まれるかというと、以下のような項目が挙げられます。

 

・年収

・年齢

・勤務先

・勤続年数

・借入

 

数千万円、最長35年にわたるローン返済のため毎月安定して返済してくれるかというところを金融機関は重視しています。

 

金融機関によって条件は様々ですが、どれぐらいあるのが条件なのか具体的な数字を示しているのが新生銀行の住宅ローンです。申し込み条件を見てみましょう。

 

www.shinseibank.com

 

上記のポイントを当てはめてみると

・年収:300万円以上

・年齢:20歳以上65歳以下で、かつ、完済時年齢が80歳未満

・勤続年数:連続した就業2年以上(自営業の方は業歴2年以上)

・勤務先:企業規模に条件は見当たりませんが、正社員または契約社員

 

といったことが最低限必要なことが分かります。

 

 

借入履歴は調べることができる?

ただ、更に重要なのは他にも借り入れが無いかどうかという点です。

 

単純にお金を借りるときに他にも借金していたら不利になるのは感覚的にご理解いただけるかと思います。車のローンや教育ローン、ちょっと急な出費があって使ったカードローンなどなど。

 

借入が他にもあるからその時点で全くダメという訳ではありませんが、融資額が少なくなってしまったりといった影響が出る可能性はあります。じゃあ、逆に今借入が無いから大丈夫かというと、これも安心できません!なぜかというと過去の借入履歴もばっちり調べられるからです。

 

そして、この借入履歴にはクレジットカードの利用や、携帯電話の端末代金分割払いも含まれるためご注意ください。車のローンなどの目的ローンを利用したことが無くてもカード払いで買い物をしている方は結構多いのではないでしょうか。

 

もちろん返済日に引き落としができていれば問題ないですが、うっかり遅れてしまった・・・しかも何回かやってしまった・・・という方は住宅ローンの申し込み前にはご注意ください。一部上場企業勤務で、年収1000万!という方でもこれが理由でローンが組めないケースは多々あります。

 

心当たりが無い方はこれからも通常通り返済をしていれば問題ありません。念を入れるなら、過去作って使っていないクレジットカードを整理してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

以上、住宅ローン審査のポイントを簡単に書いてみました。住宅ローン寄りの内容になってしまいましたが、投資ローンも大まかな見方は変わりません。

 

もし、住宅購入を検討している、不動産投資をやってみたいけどローンが不安・・・などありましたらご連絡ください。できる範囲でアドバイスを承ります。

 

それではまた!